Blog2026年のBluesky予測

2026年のBluesky予測

January 28, 2026

by The Bluesky Team

1月も終わりに近づきましたが、私たちは「行動の選択」について考えています。この疑問が浮かんだのは、ある明白で、かつ苛立たしい事実に気づいたからです。現代のソーシャルウェブが、憂鬱で、攻撃的で、人間味のない「情報の掃き溜め」になってしまったのは決して偶然ではない、という事実です。一つひとつの機能、一つひとつの選択を積み重ねて、誰かが意図的にこのように作り上げたのです。

Instagramで、知り合いの投稿がほとんど表示されなくなるように決めたのも人間です。X(旧Twitter)に、同意のないポルノを数秒で生成できるボタンを搭載しても構わないと判断したのも人間です。また、いわゆる「デジタル・コミュニティ」の最良の形を、延々とスクロールし続けてしまう無限フィードであると定義したのも人間です。

しかし、もし人間の選択によってインターネットが悪くなったのであれば、人間が別の何かを選択することで、インターネットを再び良くすることができるはずです。

そこで、今年人々がオンラインでどのような行動をとるかについての予測と、それに応えるために私たちがどのようにBlueskyを構築しているか、その一部を共有したいと思います。この先どうなるか正確に知ることはできませんが、一つだけ確かな方法があると信じています。

未来を予測する最善の方法は、未来の構築に協力することです。


1. ライブスポーツや同時性が意味を持つイベントでの投稿の増加

昨年、野球の盛り上がりは、かつてのソーシャルメディアが得意としていたことを思い出させてくれました。それは、見知らぬ人たちと一緒にライブ体験を共有し、瞬時に友人になったかのような感覚を味わうことです。

ワールドシリーズの期間中だけで、Blueskyユーザーは野球について60万件以上の投稿を行いました。第7戦の試合中にはトラフィックが30%も急増しました。ニューヨーク市長選挙の際にも同様の盛り上がりが見られました。

これらの事例から、今年はさらにライブ投稿が増えると予測しています。より多くの「今の見た?」といったリアルタイムな会話、その場での分析、そして完璧なタイミングのネタ投稿が生まれるでしょう。これに対応するため、ライブイベントフィード機能を導入します。これにより、Blueskyアプリ内に、進行中のイベントについて語り合う専用のスペースを提供します。

もう、タイムラインに散らばった投稿をバラバラに追いかける必要はありません。フィードが、その瞬間に立ち会うすべての人々の声をひとつにし、体験の価値をさらに高めます。


2. より多くのリンクがクリックされるようになる

ソーシャルプラットフォームが自らを「ワールドワイドウェブの主役」だと思い込み始めた時から、インターネットはおかしくなり始めました。

主役はプラットフォーム自体ではありません。

私たちが目指すのは、ウェブ上で見つけたり自分で作った素晴らしいものを共有するための場所、つまり「これはすごい!」と感動できるような、デジタルの小さな奇跡に出会う場所を提供することです。他のプラットフォームがユーザーをできるだけ長く引き留めることを目的として設計されている一方で、Blueskyは「素晴らしいものを見つけるための場所」として構築されており、そのためにリンクは不可欠だと考えています。リンクこそがインターネットの血流であり、ユーザーを素晴らしいコンテンツへと導く鍵だからです。

今年、より多くの人々がそのことを思い出すだろうと予想しています。特に、クリエイターやジャーナリストが、自分の作品へのリンクを貼ってもペナルティを与えられない(むしろ推奨される)プラットフォームへと移るにつれて、その傾向は強まるでしょう。

この変化を後押しするため、Live Nowというシンプルな機能を追加しました。クリエイターがTwitch、Streamplace、Bluecastといった外部プラットフォームで配信を開始した際にBluesky上に表示できるようにするものです。Blueskyが目指すのはユーザーを囲い込む場所ではなく、新しい発見のための探索の場となることです。

それが次の予測につながります。


3. Blueskyで過ごす時間は減る(そして、ここで見つけた面白い活動をする時間が増える)

私たちはBlueskyを、ウェブという大海原へサーフィンに出かける前に立ち寄る「ビーチパーティー」のようなものだと考えています。

人々が集い、交流し、笑い合い、知恵ある人々と出会い、互いに情報を交換し合う場です。そして、大きな見逃せない「波」を見つけたなら、それを捉えるために沖へと漕ぎ出します。

その「波」は、じっくり読みたいニュース記事かもしれません。声を出して笑ってしまう動画かもしれません。あるいは、映画館に出向いて観たい映画かもしれません。

ユーザーを罠にかけて閉じ込めるように設計されたプラットフォームから離れ、「インターネットは生活を消費するために構築されるべきではない」とはっきり言えるような空間へと人々が移動するにつれ、ダラダラとしたスクロールは減り、より意図的な利用が増えると予測しています。


4. 投稿する前に、少し考えるようになる

2025年、Blueskyのユーザー数は4,100万人を突破しました。このプラットフォームが、その理想を追求しながら急成長するプロセスを、私たちはリアルタイムで見てきました。このような成長は、コンテンツモデレーション、信頼性、安全性といったあらゆる側面に大きな課題をもたらします。「オープン」を「野放し」にしないためには、困難を伴う協力的な取り組みが不可欠です。

有害な投稿やスパムを検出し、表示されにくくするために多大な努力を払ってきました。その結果、反社会的な行動で通報される投稿は79%減少しました。これは、コミュニティの雰囲気が良くなっている強い兆候だと捉えています。

質の高い対話は、プラットフォームの構築者がユーザーを尊重して初めて生まれるものであり、偶然に起こるものではありません。具体的には、ユーザーにコントロール権と適切なツールを提供し、投稿前に立ち止まって考えられるように促すべきです。このような信頼に応える形で、ユーザーもまた、自分の発言により責任を持つようになるでしょう。

このために、皆様から絶えずご要望をいただいている下書き機能を追加します。

どうしてそんなに時間がかかったの?という質問に対しては、まだ気の利いた答えを用意している最中ですが、準備ができしだい公開予定です。


以上、私たちが2026年に注目していることです。もし、こういったことを実現するためのアイデアが何かあれば、ぜひ聞かせてください。

インターネットを形作ってきたのは人間です。

そして、人々はそれをより良くすることができるはずです。

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